目が悪いの種類 2021.05.15
眼の状態 ~ 遠 視 ~
「遠視」とは眼に入ってきた光が、網膜より後ろで焦点を結んでいる状態です。
「眼軸」の長さが「正視」よりも短い、または「水晶体」や「角膜」の屈折力が
弱いために起こると考えられます。
ピント調節の力があれば、眼の筋肉を使って水晶体を膨らませ、
網膜上で焦点を結ぶようにピント調節ができるので,
ある程度までの遠視なら、遠方視力は良い人が多いです。
「正視の人は近くのモノを見るときにピント調節の力を使っているんですよ」
っていう説明を「正視」のページでしましたが、
遠視の人は遠くのモノを見るときにも調節し、
近くのモノを見るときにはさらに調節しているんです。
遠視の程度も軽く、調節力もたくさんあれば、
さほど負担に感じないかもしれませんが、
遠視の度数が強いほど、そして年齢が上がるほど、
遠方・近方どちらの視力にも影響が出てきます。
「遠視は遠くがよく見える」と思っている方も多いですが、
実際は常に調節が必要な疲れやすい眼なので、
眼をリラックスさせてあげる遠視用のメガネを掛けた方がいいんですよ。